7.16.2012

デング熱

20代のころネパール→インド→タイとバックパッキングして東京に戻るフライトのなかで発熱し、成田の検疫→友人宅→もんじゃ焼(笑)→内科クリニック→総合病院→大阪市内の某熱帯性伝染病専門科のある病院(の個室)と大移動したことがあり、高熱にがくがく震えながら食べたもんじゃ焼はおいしくもなんともなく、それ以来今日までもんじゃ焼は一度も食べていないのですが、それ以来一度も口にしていないモノがもうひとつあって、それはGUMという歯磨きであった。
このころGUMの風味が大好きでずっと使っていたのですが、退院して最初に歯を磨いたときにGUMの味に吐きそうになった。
軽いPTSDですが、「ほかの歯磨きを使う」という安易でまあポジティブな対処をし「おれその歯磨き好きじゃない」ということで20年弱が経ったのち、先日禁を破って出先のコンビニでGUMトラベルセットを購入した。
理由は、GUMの歯ブラシがどうしても欲しかったからである。
四半世紀振りのGUMの味はふつうにおいしくなかったのですが、吐きそうになることもなく、歯ブラシの使い心地は最高であった。

ちなみにこのときの診断は「デング熱」であり一週間後には熱も下がって退院した。大阪市内の某熱帯性伝染病専門科には30代前半まで何度かお世話になることになるのですが、その話はまたの機会に。

ghost writer