4.16.2013

20_今日から子どもと心がかよう魔法のことば_02

..つまり、「ナメられてはいけない」と考えている時点で、相手のことを下に見ている、「ナメている」ということなのです。相手を人間として見下している状況でのみ、「ナメられてはいけない」という発想が生まれるわけです。その感覚は相手に伝わります。そして、これは相手にとって「危険な存在になる」ということを意味しています。
そうすると相手は、危険な存在からの攻撃に負けないように、少しでも優位な立場に立とうとします。その結果何が起こると思いますか? .. 相手から「ナメられる」ことになるのです。
そして、これとまったく同じことが、親子関係においても言えるのです。
つまり、「子どもにナメられてはいけない」という発想をする親は、そもそも自分の子どもを人間として、自分よりも見下しているのです。その結果、子どもから見れば、親子関係が「安心・安全」ではないものとなり、逆に、長期的には子どもから信頼されない、見下されるような親となってしまうのです。

今日から子どもと心がかよう魔法の言葉 木下山多

常に科学的が根底に流れる彼のコトバは、気づきをもたらす宝石のようなドリルです。

ghostwriter