5.17.2013

ニサルガダッタ・マハラジ


あなたのマインドがその上に相対的な非実在の世界を投影してきた絶対的実在の世界は、あなたに依存していない。その単純な理由とは、それがあなた自身だからだ。

理解すべき主要な点は、あなたがあなた自身の上に欲望と恐れの記憶をもととした、想像の世界を投影したということだ。そして、そのなかにあなた自身を監禁したのだ。その魔法を解いて自由になりなさい。

思考と行為において、あなたの非依存性を主張しなさい。結局、すべてはあなたが見、聞き、考え、感じることが現実だと確信するあなた自身の信念にかかっているのだ。なぜあなたの信念を疑わないのか?この世界が意識のスクリーン上に、あなたによって描かれたものだということは疑いないのだ。そして、それは完全にあなたの個人的な世界だ。たとえ世界の中にあろうとも、あなたの「私は在る」という感覚だけが、世界に属さないものだ。どのような理論や想像による努力によっても、「私は在る」を「私はいない」に変えることはできない。あなたの存在を否定すること自体が、あなたの存在を主張している。ひとたび世界はあなた自身の投影だと悟れば、あなたはそれから自由だ。あなた自身の想像のなかにしか存在しない世界から自由になる必要はない!誰もそれをあなたに押し付けてはいないということを悟りなさい。それは想像を現実と見なす習慣によるものなのだ。想像を想像として見なさい。そして、恐れから自由になるがいい。

このカーペットの色は光によってもたらされたものだが、光がその色でないように、世界もあなたによって現れたが、あなたが世界なのではない。

すべての問題が現れるのは、あなたが自分自身を定義し、それゆえ限定したからだ。あなたが自分自身をあれやこれだと考えないとき、すべての葛藤はやむ。問題に対処しようとするいかなる試みも、失敗せざるをえない。なぜなら、欲望によって起こったことは、欲望から自由になることによってのみ、取り消すことが出来るからだ。あなたは自分自身を時間と空間の中に閉じこめ、一生という期間と、身体という容積のなかに自分を押し込めてしまった。それゆえ、生と死、快楽と苦悩、期待と恐れという無数の葛藤をつくり出したのだ。幻想を放棄せずに、問題を追い払うことはできない。

「I am that 私は在る ニサルガダッタ・マハラジとの対話」 モーリス・フリードマン/マラティー語からの英訳、スダカール・S・ディクシット/編集、福間巌/和訳

さあ、ごはん。
ひさびさに軽い右肩こり。

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