7.12.2013

42_希望論 堀江貴文

「そうやって気づく人と気づかない人がいる。なんでそういう違いが生まれるのかというと、たぶんみんなね、川の流れに乗らないんですよ。『流されたくないーっ』って言って、必死にもがいたり、おぼれそうになったりしてるんですよ。そんなことしないでただ流ればいいのに」

「.. 考える意味が無いんです。裁判のことは基本的に弁護士任せです。そのために高い報酬を払って弁護士を雇っているわけです。そりゃ僕が努力してなんとかなる話であれば、一生懸命やります。たとえば試験でいい点を取ったら無罪確定であるとか、そういうのがあればやります。ですがそういう話ではないですから」

「電気自動車がガソリンエンジン車やハイブリッド車と大きく違うところというのは、内燃機関を持たないところです。内燃機関を持たないということは、車のすべてをモジュール化出来るということです .. つまり自動車メーカーが優位性を持つところではないわけです .. たとえるなら、パソコンが出てきたときに似ています」

「自動車メーカーのプライドっていうのは結局ガソリンエンジンなんです。それを手放してしまったら自分たちが崩壊してしまう。インフラが整っていないだとか、電池が重たいだとかいってますけど、トヨタの体力をもってすれば、全然できます。だけどトヨタはトヨタでなくなってしまいます」

「.. 以前は、そういう人たちに嫌われてもいいと思っていたんです。大勢に嫌われても実害なんかないだろと思っていたら、大きな実害があったわけですが。ライブドア事件を通じて、ある種の人たちのルサンチマンを、代弁する人たちがいることを知りました。マスメディアなんかはたいして実害はないのだけど、それを代弁することによって、利権化している人たちがいた」

「佐川急便は実はいま、利益の大半がEコレクトなんです」

「たとえばメール便は80円で送れますが、びっくりするのは、80円中63円が、最後に配達するヒトに支払われるアルバイト料だということです .. すごい低コスト体質です」

「厚生労働省は、ベーシンク・インカムがあったら、ほとんどいらなくなります。霞ヶ関の官庁で残るのは、警察と防衛くらいでしょう」

「法律を増やすことが官僚の利権につながっているからです」

「意味のない規制があるせいで、それを利用して、どう脱法行為をしようかという間違った発想が出てくるんです .. 制度に穴があることが問題なんじゃなくて、そういう制度を作ること自体が、そもそも問題なんです」

「(YouTubeで)オフィシャルなプロモーションビデオと同じ動画がアップロードされたら、そこの著作権者に連絡がきて、削除するか広告フィーをもらうか、好きな方を選べるようになっているんです」

「ほとんどの仕事というのは、仕事を作るために仕事をしているみたいなもの」

「じゃあどうしてそういう .. 『楽しい仕事がやりてえっ!』てところにいかないかというと、『労働は尊いことである』という思い込み、刷り込みが、非常に邪魔をしているような気がする。『やりたいこと』と『やらなきゃいけないこと』っていう考えに挟まれて、、気持ちが袋小路に入っている人たちって多いんじゃないかなと思います .. そのためのベーシック・インカムだと思っています」

起業家とは、実際の経済構造が、たとえばテクノロジーの進歩についていけていなくて「落差」があるとき、そこに発電機を置いてエネルギーを取り出すことの出来るひとである。社会の変化が加速するほどに「だれも気づいていないビジネス・チャンス」はたくさんになります。

ghostwriter