12.19.2013

クーリエ・ジャポン2014年2月号_03

「認知的不調和」を使うのも効果的です。この人の関心を引きたいなと思ったら、その人にちょっとしたお願いをするのです。たとえば、デートに誘いたい場合、プレゼントをするのではなく、ちょっとコーヒーを買ってきて、と頼んでみる。「僕が何かしてあげた」ことを、その人は覚えている。何かしてあげたというからには、僕はこの人に好意を持っているに違いない、という認知があとからついてくるのです。脳は矛盾に耐えられないので、行動が先に立った場合、認知を変えようということになってくる。

いま日本でも増えているのが、「この間の服かわいかったね」と言っただけで死にたくなるタイプ。今日の服はダメなんだ..と考えてしまう。何を言っても否定的に捉えるので難しいのですが、このタイプの人には褒め言葉とセットで問題点を指摘します。「☓☓についてはこうしたほうがいいけど、今日はここがよかったね」と。

クーリエ・ジャポン2014年2月号 「苦手な人」と付き合うにはどう脳を活用すべきですか?より。

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