1.06.2014

東浩紀

東:とにかくね、猪瀬知事が好きか嫌いか、正しいか間違ってるか、いろんな意見があるでしょう。ただね、猪瀬知事が都議会と闘っていたり、国と闘っていたり、あとマスコミと闘っていたりしたことは事実ですよね。ファイティング・ポーズの人だったわけですよ。ところが今回まさにそれが裏目に出て、誰も守ってくれなくって、こういう形で辞任に追い込まれた以上、次に登場する人はもう、国とも戦わないし、都議会とも闘わないし、マスコミとも闘わない人にしかなり得ないと思うんですよね。

中台:しかも東京都民がそういうのを望んでるよね。

東:誰とも戦わない人っていうのを都知事の顔にして、それでそのままオリンピックまで行くわけですよ。

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