1.13.2014

映画『ハンナ・アーレント』に見る.. _02

第二次世界大戦終戦後にA級戦犯として裁きを受け、処刑されて靖国神社などに祀られた複数の人物は、誰もが知るように、真の意味での戦争責任者ではなく、日米の諸勢力の意向を相応のバランスに応じて汲んだ「手打ち」の結果の「落としどころ」としての「禊ぎ」であり「人柱」であった。

日本の首相の靖国神社参拝に対して、政治的な意味を込めて、またはアイデンティティの拠り所としての想いを込めて賛成や反対を唱える者は、この事実を知ったうえで自身の振舞いを省みるべきである。

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