8.01.2014

品位

7月26日ビデオニュースドットコムより、5月の大飯原発再稼働差し止め判決についての青木理のコメント。

・まれに見る品位の高い判決である(それがまれであるという事実は恥辱である)。
・こういう判決は、よく言われることだが、退職間近の判事が(将来のキャリア形成を気にしなくて良くなった瞬間に良心に目覚めて、もしくは元々s備えていた良心をようやく発揮して、書くものだ(それ以外には見られない)。
・この判決も、そうやって書かれたものなのだろうか、と人に訊いて回ったところ二種類の回答があった。つまり「そのとおりだ」というものと「そうではなくて、裁判所に何らかの形で自浄作用が起こりつつある」というものである。

品位とは、行儀が良いことや上品であることではなく、自らの言動に、尊敬を集めるレベルで責任を取ることによって形成されるさまのこと。所属する集団(内集団)における品位は、本当の意味での品位になり得ないこと。


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