11.25.2014

retroactive

木村草太:最高裁のほうも、(一票の格差を是正しないまま行われる選挙の)無効は出ないってことのようですが、無効判決を書く準備は着々と進められていると言われてまして、例えば去年、非嫡出子の法定相続分与を意見とした判決が出ましたが、あれはじつは、違憲判決は出るって言われてたんですけど、意見と言った後どうするのかというのがすごく大きな問題だったんですね。相続分が変わるので、非嫡出子は少ないとは言え数万件の相続に影響するわけですから」

神保哲生「それは遡及するかどうか、という意味ですか」

木村草太:「遡及させるのかどうか。あるいはその、相続があったのが13年、それから、判決が出たのが25年で、この間にあった想像をどうするのかとか、いろんな論点があったんですが、最高裁は果敢にも踏み込んで」

神保哲生「踏み込みましたね」

木村草太:「ということで、人によっては、選挙無効判決を書く地ならしをしている、といってるひともいるんですね。実際そういう練習はしていると思いますから。まあ、ナメないほうがいい」

http://goo.gl/wt6wZW
ビデオニュース11月22日「間違いだらけの違憲選挙」より。

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